> > 時効がテーマの海外ドラマ「コールドケース」

時効がテーマの海外ドラマ「コールドケース」

小川貴史

  • 2008年6月 5日 09:40
  • 雑記

このエントリーをはてなブックマークに追加

「時効」がテーマ

日本の法律には「時効」があります。時効の是非などについて、時々思い出したかのようにワイドショーで取り上げられているのでご存じだと思います。

対して、アメリカでは原則的に殺人罪に時効がありません。長期間にわたり未解決となっている凶悪犯罪の事を、通称「コールドケース」と呼ぶそうです。最近だと「ロス疑惑」なんかがコールドケースでしょう。

今回紹介するのはその「時効がない」というのがテーマのドラマ「コールドケース」です。6月9日(月)からシーズン3がWOWOWで再放送されるのですが、これすごいオススメです。

コールドケース3
http://www.wowow.co.jp/drama/cold/

回想シーンの演出が秀逸

物語は20年、30年、80年前など、過去に起こった事件の殺人シーンから始まります。

当時のヒット曲(例えば、1978年の事件ならエアロスミスの「Dream On」、1987年ならマイケル・ジャクソンの「Man in the Mirror」など)がBGMに使われ、当時の流行ファッションに身を包んだ人物たちが登場する中、古めかしい映像の中で殺人が起こります。

そして、その殺人に関する新たな証拠や証言が見つかり、主人公のリリーを中心に「再捜査」が始まる、というのが毎回のパターンです。

登場人物の事件当時の姿と、現在の姿がダブる演出が要所要所で入るのですが、それがすごく効果的に使われています。

20年、30年前に起こった事件ですので、みな年を取り風貌が変わっています。その事件関係者が出てくるとき、一瞬昔の姿に変わる演出が入るのです。こういった、昔の事件という題材だからこそ出来る演出が秀逸です。

ラストシーンで毎回泣きそうに

ラストシーン、事件が解決し犯人が護送されるとき、その時の被害者が幻で出てきます。笑顔でいたり、少し複雑そうだったりと、様々な表情で犯人とリリーを見つめています。私は、このラストシーンで毎回泣きそうになっていますw。

7月12日(土)からシーズン4も始まり、今後も期待出来そうなドラマ、オススメです。
惜しむらくはパッケージ化(DVD化)がされていないという事です。こんなに面白いのにモッタイナイ。

追記:DVD化されない理由

DVD化されない理由ですが、Wikipediaによると「但しあらゆるヒット曲を贅沢に使っているために、著作権の問題でDVD化が難しくなっていると言われており、シーズンを重ねているにも関わらず未だにDVD発売は無い状態である。」ということだそうです。なるほどね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

読者のコメント

コメントを投稿

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

(HTMLタグは使用できません)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://www.ibnet.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/982

ホーム > 雑記 > 時効がテーマの海外ドラマ「コールドケース」

このページの先頭へ