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Google タグマネージャーでクロスドメイン&イベントトラッキング

小川貴史

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Googleタグマネージャーを利用すると、イベントトラッキングや、めんどくさい事極まりないクロスドメインなどを簡単に設定&管理することが出来ます。

先日、Googleタグマネージャーのミニセミナーがベースキャンプ名古屋で行われたので行ってきました。

お題は下記。

  • Googleタグマネージャとは
  • Googleアナリティクスのタグを設定
  • イベントの設定
  • クロスドメインの設定

タグマネージャーを試してみて、分かりづらかったことなど、気づいたことをメモしておきます。実際の設定方法等は、セミナー講師、日比野さんのブログ「ひびの備忘録」を参照して下さい。

1.Googleタグマネージャーのコードの外部ファイル化

Googleタグマネージャーには集計用のコードがあり、このコードを全ページの<body>の直下に配置せよとあります。

<body>
<!-- Google Tag Manager -->
<noscript><iframe src="//www.googletagmanager.com/ns.html?id=独自のID"
height="0" width="0" style="display:none;visibility:hidden"></iframe></noscript>
<script>(function(w,d,s,l,i){w[l]=w[l]||[];w[l].push({'gtm.start':
new Date().getTime(),event:'gtm.js'});var f=d.getElementsByTagName(s)[0],
j=d.createElement(s),dl=l!='dataLayer'?'&l='+l:'';j.async=true;j.src=
'//www.googletagmanager.com/gtm.js?id='+i+dl;f.parentNode.insertBefore(j,f);
})(window,document,'script','dataLayer','独自のID');</script>
<!-- End Google Tag Manager -->

全ページに配置するのはちょっとな〜、ということで外部ファイル化してみました。

<body>
	<!-- Google Tag Manager -->
	<noscript><iframe src="//www.googletagmanager.com/ns.html?id=独自のID"
	height="0" width="0" style="display:none;visibility:hidden"></iframe></noscript>
	<script src="gtm.js"></script>
	<!-- End Google Tag Manager -->

gtm.js
	(function(w,d,s,l,i){w[l]=w[l]||[];w[l].push({'gtm.start':
	new Date().getTime(),event:'gtm.js'});var f=d.getElementsByTagName(s)[0],
	j=d.createElement(s),dl=l!='dataLayer'?'&l='+l:'';j.async=true;j.src=
	'//www.googletagmanager.com/gtm.js?id='+i+dl;f.parentNode.insertBefore(j,f);
	})(window,document,'script','dataLayer','独自のID');

<noscript>部分は、スクリプトが動作しない、もしくはさせないようにしているブラウザのために代わりに表示させる内容です。いまどきレアケースだと思いますので、<noscript>部分は省いてしまっても問題ないかもです(未確認)。

2.イベントトラッキングとクロスドメインの設定

テスト用に作ったページは下記2ページです。
ユニバーサルアナリティクスで集計しています。

クロスドメインの場合は、タグマネージャーの設定に加え、アナリティクスも設定しないといけません。

「アナリティクス設定 > プロパティ > .jsトラッキング情報 > 参照元除外リスト」に、行き来するすべてのドメインを追加して除外します。今回の例ですと

  • www.ibnet.ne.jp
  • www.bigei.co.jp

になります。

3.クロスドメインの動作チェック

適当にリンクをクリックしたら「レポート>リアルタイム>サマリー」でチェックします。
下記のように、参照元に何もなければうまく行っています。

下記のように、自サイトのドメインが出ていたら、設定をミスしています。見直しましょう。


4.イベントトラッキングの動作チェック

適当にクリックしたら、同じように「レポート>リアルタイム>イベント」でチェックしたいところですが、何故か表示されませでした。
仕方ないので、代わりに「レポート>行動>イベント>サマリー」でチェックしましょう。すぐには出ませんのでちょっと経ってからからチェックして下さい。

今回は「http://www.messenagoya.jp/」へのリンクをイベントにしているので、下記のように「http://www.messenagoya.jp/」以外のイベントラベルが表示された場合は設定が間違っています。

タグマネージャーのルールに戻って、下記のように設定をしましょう。

まとめ

タグマネージャーを使うと、クロスドメインもイベントトラッキングも非常に楽にります、最初は戸惑いますが、今回紹介した物以外にもAdwordsやフォーム送信イベントなど、色々集計出来ますので、使ってみて損はないと思います。

以上、終わり!

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