Writer:Asai (21.03.16)
SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)とは、持続可能な世界を実現するための、2030年までに達成する国際的な開発目標のことを指します。SDGsには17の目標と169のターゲットが設定されていますが、今回はその中の「産業と技術革新の基盤をつくろう」にスポットを当ててみます。
ターゲット
この目標9は「強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」のテーマのもとに8個のターゲットで構成されています。
【引用元】SDGs|目標9≈|強靭なインフラとは?
SDGsジャーナルには上記のように記載をされています。この文脈の中で特徴的なのは、強靱(レジリエント)なインフラ構築という部分でしょう。この部分についても、SDGsジャーナルでは説明がされています。
自然災害等にあっても、いち早く元の状態に回復できるインフラのことを目標9では「強靱(レジリエント)なインフラ」と読んでいます。
SDGs|目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう|強靭なインフラとは?
つまり目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」では、災害等の予期しない事態が起きても、すぐに元の状態に戻ることが大切であることも定義しているわけです。
9.1 | すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。 |
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9.2 | 包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、2030年までに各国の状況に応じて雇用及びGDPに占める産業セクターの割合を大幅に増加させる。後発開発途上国については同割合を倍増させる。 |
9.3 | 特に開発途上国における小規模の製造業その他の企業の、安価な資金貸付などの金融サービスやバリューチェーン及び市場への統合へのアクセスを拡大する。 |
9.4 | 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。 |
9.5 | 2030年までにイノベーションを促進させることや100万人当たりの研究開発従事者数を大幅に増加させ、また官⺠研究開発の支出を拡大させるなど、開発途上国をはじめとするすべての国々の産業セクターにおける科学研究を促進し、技術能力を向上させる。 |
9.a | アフリカ諸国、後発開発途上国、内陸開発途上国及び小島嶼開発途上国への金融・テクノロジー・技術の支援強化を通じて、開発途上国における持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラ開発を促進する。 |
9.b | 産業の多様化や商品への付加価値創造などに資する政策環境の確保などを通じて、開発途上国の国内における技術開発、研究及びイノベーションを支援する。 |
9.c | 後発開発途上国において情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020年までに普遍的かつ安価なインターネット・アクセスを提供できるよう図る。 |
このようにSDGsでは、具体的に経済活動の課題について定義されています。具体的に定義されていることで、私たちに何ができるのか?を考えるキッカケを与えてくれています。
具体的にどのような行動が取れるのか?
この課題を解決するためには、一人ひとりが行動をする必要があります。では、何ができるのか、何をするのかを考える必要があります。
主な取り組み例
- 災害対策
もしもが起きた時に、すぐに復旧できるインフラ・体制を整える - 自社の商品・技術の発信
自社の抱えている「資産」でどのような社会課題を解決できるのかを発信する。 - 技術留学性の受け入れ
海外から訪れる技術留学性の受け入れ - 社員教育の充実
一人の社員にしかできない仕事ではなく、会社として仕事が回る組織づくり
上記で挙げたように、働きかたに関する取り組みは非常にイメージしやすい活動だと思います。企業としてもこれらの取り組みは世間から求められていることなので、非常に重要な目標だと言えます。
当社では、CSR、SDGsの情報発信のお手伝いをさせていただいています。
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