LGBTとダイバーシティ(多様性) -第2回 LGBT研修-

Writter:Imada (15.07.23)

当社の関連会社である伊藤美藝社製版所の本社/東京支店を含めた約50名が参加し、on the Ground Project(オンザグラウンドプロジェクト)の市川武史さんを講師としてお招きし、第2回のLGBT研修会を行いました。
第2回のLGBT研修は、先進的な取り組みを行っている企業事例の紹介や、LGBT対応のワークショップなどを行い、社員が一緒に考える時間を持ちました。

一般的なダイバーシティ(多様性)経営に感じる若干の違和感

一般的にダイバーシティ(多様性)経営は、以下を指していることが多いと思います。

  • 女性が働きやすい環境(産休制度や育休制度)の制度化や活用
  • 女性活用(管理職登用)
  • 男性の育休制度の制度化や活用
  • 労働環境の整備
  • 勤務時間の管理(ワークライフバランス)
  • その他、社員の健康管理や福利厚生 など

LGBT研修で学ぶと、上記の「女性が」「男性の」という言葉に対し、少し違和感を感じることが多くなり、性別で分ける事の意味ってなんだろう?と考えるようになりました。。

これからのダイバーシティ(多様性)経営のヒントは、LGBTを学ぶとことで得られると思います。

先進的な企業が取り組んでいるダイバーシティ(多様性)

先進的な取り組みを行っている企業は、一般的なダイバーシティ(多様性)の概念に加え性的指向や性自認等で差別しない事を明示して採用活動や経営を行っています。そして、そこから生まれる新しい価値をビジネスの推進力として活用しています。
性別の概念に縛られるのではなく、社員が持つ能力や多様性を尊重しながら働きやすい環境にすることが、すべての社員にとって働きやすい環境となる考え方です。

LGBTだけ特別扱い?ストレートの社員は?

LGBT研修のうわべだけ捉えると、多数派であるストレートの社員が、「LGBTだけを特別扱いするの?」という誤った認識や「LGBTの社員ばかり集まったらどうなるの?」という偏見の声が挙がる場合があります。
ストレートやLGBT含めすべての社員は、さまざまな多様性を持って働いています。会社としては、それぞれの多様性を尊重しつつ「優秀な社員」に長く勤めて欲しい!と考えているのではないでしょうか。
また、個人(社員)の立場としては、そもそもストレート・LGBTなど関係なく、社会から必要とされる優秀な人材にならなければ話が始まりません。

働きやすい環境になると

皆さんの同じ部署の優秀な社員がひょっとしたらLGBTである可能性もあり、当事者は働きにくい環境であると感じている可能性があります。
優秀な仲間が、働きやすく、長く働ける環境が整ったときにどのような事が起きるのでしょうか?

  • 今まで当たり前と思っていた自社製品・サービスに新しい視点が見つかる可能性がある
  • 就業時間内の集中力が高まり、今までより生産性が向上する
  • (当社の場合)制作会社が、クライアントに対し適切なアドバイスができるようになり、クライアントからより信頼して頂く事につながる
  • (当社の場合)クリエイティブの観点から、多様な価値が生み出せる可能性がより高まる

これから難しい時代となっていきますが、新しい価値を創造し商品・サービスを提供していく必要があると感じています。

伊藤美藝社製版所/アイビーネットも少しずつ変わっていきたい

当社ではターバーシティ(多様性)経営を実現するために、これからもLGBTの事を少しずつ勉強し、社員間で考える場づくりをしていきたいと思います。
いま、世間で話題となっているセクハラ・パワハラ・モラハラなどの問題についても、どれだけ人の気持ちを考えられるかということが一番大切ではないでしょうか。
お互いの多様性を尊重し合い、差別無く一緒に働くことが、これからのビジネスにとって必要なことと思います。LGBT研修をきっかけとし、人を思いやる気持ちや、人との接し方を社員同士で考える場を増やしていけたら良いと思います。

講師紹介

講師の市川武史さんは、on the Ground Project(オンザグラウンドプロジェクト、オングラ)にて、企業・お店を対象にしたコンサルティングサービスと、LGBTの方々を対象としたパートナー認定書の発行を行っています。

プロジェクト紹介

講演会・研修会・勉強会を開催しています。

on the Ground Project(オンザグラウンドプロジェクト、オングラ) ではLGBTに関する講演会、研修会、勉強会を行っています。
アイビーネットへお問い合わせ頂いても市川さんを紹介することが可能です。
また、筆者(今田)は、市川さんと5年半くらい一緒に働いていました。上司としての立場からお話しできると思います。
お気軽にご連絡ください!

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