Writer:Asai (20.09.17)

採用サイトの社員の声やパンフレットの社長挨拶などインタビューが必要なコンテンツは多数存在します。
より良いインタビューを実行するためには、当日のインタビューと同じくらい事前準備が大切です。ここでは、より良いインタビューを行うためのヒアリングシート作成のコツをご紹介します。
ヒアリングシートとは?
ヒアリングシートとはインタビュー前の事前アンケートのことを指します。この事前アンケートの次第でインタビュー記事の出来が大きく変わります。
例えば、採用サイトの社員インタビューで営業の方にヒアリングシートの記入をお願いするとします。その場合、下記の2つの質問のうち、どちらが良いと思いますか?
- 普段行っている業務は何ですか?
- 御社は○○を取り扱っていらっしゃいますが、商談先のクライアントはどういった業界がありますか?また、どのような営業手法をとられていますか?
上段の質問はざっくりとしているため、書く人によって内容は様々になると思います。しかし、下段の質問は具体的な質問になっているため、どの人が書いてもほぼ同じ内容・量で回答が返ってくることが予想されます。
ヒアリングシートはインタビュー前の資料として非常に重要です。より具体的な質問を用意しておくことで、インタビューの質も向上します。
質問はどうやって考えるか?
質問について考えるためには、インタビューの目的を明確にする必要があります。
- 現在、働いている人がどういった業務を行っているかを伝えたい。(社員の声)
- 社長の会社への思いを伝えたい(社長挨拶)
恐らく上記のようなことが目的になると思いますが、ここを更に深掘りしていくことで、質問が見えてきます。
- どういった業務を行っていますか?
→職種は?会社が取り扱っているサービスは?取引先は? - 社長の会社への思い
→創業何年?成長具合は?業態変化はあったのか?
などなど深掘りしていけば行くほど、具体的な質問が出てきます。
相手のことを知りたいという気持ちが大切
インタビューで大切なことは「相手のことを知りたい」という気持ちです。表面的なことばかり聞かれても、インタビューを受ける側としてはつまらないものになるでしょう。
これは、ヒアリングシートでも同様です。特にヒアリングシートの質問が曖昧だと協力してくれる方も書くことに困ってしまい、最終的にインタビューにも影響します。
そのため、ヒアリングシートを作成する際は、相手のことを勉強し、インタビューで何を聞きたいのかを明確にすることが大切です。質問側がインタビュー相手のことをよく知っていれば、相手側も気持ち良く話をしてくれるものです。
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