デザインで齟齬が生まれないために

Writer:Asai (20.11.10)

デザインって難しいですよね。そもそも他人がイメージしているものを具現化するだけではなく、目的を達成することも求められます。では、デザインを行う際に何を気をつけなければいけないかを改めて考えてみたいと思います。

曖昧な指示や意見は明確にする

よくある「爽やかな感じ」や「キレイな感じ」などの感覚による意見は、明確にしていく必要があります。これらの感覚は人それぞれです。 そのため、「どういった爽やかさなのか」を明確にして、認識の齟齬が生まれないようにします。
しかし、いきなりこのような質問を受けたとしても、直ぐに回答できるわけではありません。そのときにチカラになるのが、参考サイトの選定です。
例えば、クライアントと色々なサイトを見ながら、どういったサイトがイメージに近いのかを一緒に確認することで、イメージの共有を図ることができます。

目的やペルソナを共有する

これも大事なことです。今回制作するもので達成する目的は何なのか、ペルソナを共有することで、デザインの根拠が出来上がります。この目的とペルソナが明確になっていることで、何をアピールするべきか、どのようにアピールするべきかを検討することができます。

素材の質を確認する

デザインを行う際に、写真やキャッチコピーなどの素材は非常に大きな要素です。例えば、プロのカメラマンやライターに依頼した写真やキャッチコピーはそれだけで、チカラを持っている場合が多いので、全面に出したデザインも検討できます。しかし、支給された写真等の場合、全面に出すことが難しい場合もあります。そのため、事前に素材をどのように収集・制作していくかを事前に確認しておくことも大切です。

ワイヤーの詰めはできているか

デザインを行う前に、制作するのがワイヤーです。ワイヤーとは、デザイン前の下書きのようなもので、大枠のレイアウトや原稿を入れてページの内容を詰めていくものです。デザインを行う前にワイヤーを詰めていくことで、「デザイン以外での出戻りを防ぐ・デザイン要素を無くすことで、レイアウトや文章に集中してチェックすることができる」というメリットがあります。
このワイヤーを行っていないと、出戻りや変更が発生する確率が高くなるので、しっかりとワイヤーを詰めていく必要があります。

最後に

このように、デザインを行う際には、事前に色々なことを注意する必要があります。不明点をそのままにしたまま制作を進めていくと、後々トラブルになりかねません。確認しておくべきことは、作業環境により異なると思いますが、それぞれ必要な項目については、明確にしていきましょう!!

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