もっと見やすく!Tableauでグラフの見た目を編集しよう!

Writer:Ito (22.07.14)

大学IR活動等で集めた膨大なデータを、BIツールを使って可視化してみましょう!
ここでは前回に引き継ぎ、『Tableau』の使い方を紹介していきます。

今回は、前回作成した棒グラフをもう少しだけ触ってみましょう。より見やすい形にすることが目標です。また、どの項目が編集可能であるかの参考にもどうぞ。

前回の内容を確認できていない方、グラフ作成用のサンプルデータがお手元にない方はこちらから確認やデータのダウンロードをお願いします。

それでは実際に編集してみましょう。はじめはグラフの色や形といった、目に見えて変化が分かり易いものをピックアップしてみました。目盛りの数値や各項目の名称の編集などの解説は次回以降に続きます。

グラフの幅を編集する

さて、これからこの棒グラフの見栄えを整えていくわけですが...、このままだとなんだか窮屈そうな印象が拭えませんね。グラフの幅を広げて、少しゆとりを持たせてみましょう。

特定の場所にマウスカーソルを合わせてドラッグすることで、このように自在に幅を変更できます。

マウスカーソルを合わせられる箇所は以下の2点です。

  • グラフの各項目の名称の間(今回は6箇所)
  • グラフの各項目の名称の一番右側

マウスカーソルを合わせてカーソルが切り替わったらそのままドラッグします。カーソルが切り替わる場所はなかなか判定が狭いです、粘りましょう。

グラフの色を編集する

Tableauでグラフを作成すると、基本的には現在画面に表示されている青色が設定されています。この色を変更してみましょう。

『マーク』カードの『色』を選択します。

いくつかの色が表示されましたね。任意のものを選択すればそのようにグラフの色が変更されます。さらにもっと色を正確に選びたい場合は『その他の色』を選択すると、16進数などで細かく色が指定できる画面を表示できますよ。

グラフのサイズを編集する

棒グラフのサイズを変更できます。先に紹介した幅とは異なります。

『マーク』カードの『サイズ』を選択します。

あとは表示されたスライドバーを左右にドラッグすることでグラフのサイズが変更されていることが確認できますね。

グラフの向き、順序を編集する

現在表示されているグラフは上下にグラフが伸びていますね。これを左右に変更できます。

画面上部のアイコンに注目してみましょう。

こちらの画像のアイコン、『列と行の交換』アイコンを選択するだけでグラフの向きが変更できます。変更したものの、元に戻したい場合はもう一度アイコンを選択すると先の形に戻ります。もちろん純粋に『元に戻す』アイコンを選択してもそのようになりますよ。

また、『列と行の交換』アイコンの右隣にある2つのアイコンは、グラフを昇順降順に並び替えるものです。今回のグラフの場合は生徒数を基準に結果が反映されます。試してみましょう。

グラフの数値を表示する

グラフで値の大小がわかるといってもやはり、正確な数字も一見でわかるようにするべきでしょう。

『マーク』カードの『ラベル』を選択します。

次いで、『マークラベルを表示』にチェックを入れます。これでグラフの上部に数値が表示されましたね。また、同メニュー内でこの数値の見た目や配置する位置を編集できます。色々と試してみましょう

トラブルシューティング:『マーク』カードが消えた...

編集中にうっかり『マーク』カード等を画面から消してしまった場合は次の操作を行ってください。

画面中の何も置いていない箇所で右クリックをします。

画面から『マーク』カードが消えてしまった方は、このメニューの一番下の『マーク(M)』の左側にチェックが付いていない状態になっているかと思います。『マーク(M)』をクリックして画面に再度表示させましょう。

今回はTableauによるグラフの色や形の編集について解説をしました。次回は編集が可能な項目をさらにいくらか紹介、解説していきます。

おつかれさまでした!

当社では、大学の学生情報や成績情報、アンケート情報を使用して、可視化や統計分析をしています。

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