新入社員が教える、Excelのデータ分析ツール「基本統計量」の使い方!

Writer:Saito (22.08.04)

こんにちは!新入社員、齋藤です!
私は現在、統計分析のお仕事をしています。前回は、「データ分析ツール」についてご紹介しました。

前回の記事はこちら

今回は、データ分析ツールで使用できる機能の中でも、「基本統計量」の使い方を紹介していきます!

Excelで基本統計量を調べる前に!!
Excelで基本統計量を調べるには、「データ分析ツール」という機能を使います。デフォルトでは表示されていないので表示されていない場合は、前回の記事をご覧ください。

具体的にどうやって使うの?Excelで使える基本統計量の使い方!!

「基本統計量」とは、以前紹介した平均値や標準偏差などを同時に求めてくれるツールのことです。データの基本的な特徴を表す値を調べる時に、とても重宝します。

使い方

  1. エクセルを開いた状態で、データメニューにある「データ分析」を選択して、OKボタンをクリックします。
  2. データ分析のウィンドウのツールの中から「基本統計量」を選択し、OKボタンをクリックします。
  3. 基本統計量ウィンドウが出現しました。
    そこに基本統計の入力範囲とデータ方向が縦なら列、横なら行を選択し、出力オプションで統計情報にチェックし、OKボタンをクリックします。
    ラベルまで選択範囲に入れると出力にラベルが表示されます。その時は、「先頭行をラベルとして使用」にチェックを忘れずに!!ラベルとは、画像中の「テスト(点)」のような項目のことを指します。
  4. 完成!!!

基本統計量でわかる13項目

平均値
全ての値を足して、それを値の個数で割った値
中央値
数値を小さい方または大きい方から順に並べたときに、真ん中に位置する値
最頻値
一番個数が多い値
標準偏差
データの平均値からの散らばり具合を表す指標
分散
データの平均値からの散らばり具合を表す指標
標準偏差とは単位が異なる

これらはすでに聞き馴染みのある値ですが、尖度や歪度、信頼度といった数値は人によっては聞いたことがない項目だと思います。以下に詳しく解説します!

標準誤差
平均値のばらつき具合を表す指標
同じ母集団から得られた(と想定される)多群の場合にだけ計算されます。
尖度(せんど)
分布が正規分布からどれだけ尖っているかを表す指標

ここでの「尖る」とは、データを山なりのグラフで表した時の、山の頂点の出張っている程度を指します。


今回は同じ数字がないのでほぼ0になります。尖度は、単変量正規分布であれば3になります。
歪度(わいど)
分布が正規分布からどれだけ歪んでいるかを表す指標

ここでの「歪み」とは、データをグラフで表した時の、グラフの左右への偏りの程度を指します。


ヒストグラムにした時に、左右対象になれば歪度が0になります。
範囲
データの最大から最小を引いた値
最小値
データのなかで最も小さい値
最大値
データのなかで最も大きい値
合計
データのすべてを足して合わせた値
標本数
データの個数
最大値(K)
「K番目に大きな値:」にチェックを入れ任意の数字(K)を入れる事でK番目に大きな値が表示されます。
最小値(K)
「K番目に小さな値:」にチェックを入れ任意の数字(K)を入れる事でK番目に小さな値が表示されます。
信頼区間(95%)
母平均が95%の確率でその範囲にあることを意味しています。

母集団:分析が対象とするすべてのデータ 例)大学全体の生徒の情報など

Topic! 信頼区間って何!?

平均の信頼区間の出力にチェックすることで、信頼区間が結果に追加されます。

信頼区間(95%)

母平均が95%の確率でその範囲にあることを意味しています。

今回のサンプルデータでは、信頼度の値は10.64なので、50.0±10.64が95%信頼度の範囲を示していることを意味します。すなわち、PVの母平均は39.36~60.64の範囲に95%の確率で含まれていることを表しています。信頼区間は、母集団から抽出した標本で基本統計量を求める時に使用します。

標本:母集団からの一部のデータ 例)教室にいる生徒など

今回は「基本統計量」についてまとめてみました。基本統計量は、最大16項目の情報をたった数秒で出してくれるとても便利な機能です。どのような場面でも活用しやすい機能ですので、是非活用して見てはいかがでしょうか。

次回以降は、前回紹介した分析手法「相関分析」について掘り下げていこうと思いますので楽しみにしていただけると嬉しいです。

当社では、大学の学生情報や成績情報、アンケート情報を使用して、可視化や統計分析をしています。

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