さらに詳しく!Tableauでグラフ内の項目を編集しよう!

Writer:Ito (22.08.16)

大学IR活動等で集めた膨大なデータを、BIツールを使って可視化してみましょう!
ここでは前回に引き続き、『Tableau』の使い方を紹介していきます。

今回は、前回まで作成していた棒グラフ中の項目をさらに細かく編集してみましょう。前回の内容はこちらからどうぞ。

グラフ作成用のサンプルデータがお手元にない方はこちらからデータのダウンロードをお願いします。

それでは実際にやってみましょう。

項目名自体の変更をする

グラフ中に表示されている各項目名はほとんど変更することができます。今回はサンプルデータで取り扱っている具体的な項目名でもって説明します。もちろん項目名がサンプルと異なっていても、対応する箇所が同じであれば同じ手法で対処できますよ。

『学科』を変更する

画面左の『学科』という項目を右クリックします。

表示されたメニューから『名前の変更』を選択してください。あとは任意の文字列を入力すれば変更完了です。

グラフ中の表示も変わっていますね。

『英語学科、教育学科…』を変更する

画面左の『学科』という項目を右クリックします。表示されたメニューから『別名…』を選択してください。

『別名の編集[学科]』というウィンドウが開かれますね。変更したい項目を『値(別名)』以下から探し、クリックをすると新しく文字列が入力できるようになります。入力後、『OK』を選択すれば変更完了です。

『Sheet1のカウント』を変更する

『Sheet1のカウント』と表示されている箇所の辺りにカーソルを当てて右クリックします。

表示されたメニューから『軸の編集…』を選択してください。

『軸の編集[Sheet1のカウント]』というウィンドウが開かれますね。ウィンドウ中で『Sheet1のカウント』と記入されている箇所をクリックし、新しく入力を行えば変更完了です。今回は「学生の数」に変更されているのが確認できます。

項目の並び順を編集する

『英語学科、教育学科…』の項目の並び順は、昇順降順以外の手法でも編集することができます。

画面左の『学科』という項目を右クリックします。表示されたメニュー中の『既定のプロパティ』にカーソルをあてて、さらに表示された中から『並べ替え…』を選択してください。

『並べ替え[学科]』というウィンドウが表示されましたね。では現状では『データソース順』と表示されている部分をクリックして、『手動』を選択しましょう。

『英語学科、教育学科…』の項目が全て表示されました。あとは各項目をドラッグ&ドロップで任意の順番に変更すると、グラフに結果が反映されます。

項目名の見た目・向きを編集する

『英語学科、教育学科…』の項目について、テキストの見た目(フォントや大きさ等)と向き(横書き、縦書き)を編集することができます。

画面上の『学科』という項目を右クリックします。

表示されたメニューから『書式設定…』を選択してください。

画面左に書式設定のメニューが表示されましたね。ここでは『既定』以下の『フォント』、『配置』を利用します。

『フォント』の右側部分をクリックすると、文字通りテキストのフォントや色、大きさ等を編集できるウィンドウが表示されます。任意のものに変更してみましょう。

『配置』の右側部分をクリックするといくらかメニューが表示されますが、今回は『方向』以下のボタンをクリックしてみましょう。各ボタンの様式に準じてグラフ中の項目の向きがその場で変更されていることが確認できます。

項目を非表示にする

これらの項目を表示しない方法もあります。項目の種類によって手法が異なるため、こちらについてもサンプルデータで取り扱っている具体的な項目名でもって説明します。

『学科』を非表示にする

グラフ中の『学科』にカーソルをあてて右クリックします。

表示されたメニューから『列のフィールドラベルの非表示』を選択するとグラフ中から項目が消えていることが確認できます。

『英語学科、教育学科…』を非表示にする

画面上の『学科』という項目を右クリックします。

表示されたメニュー中に既にチェックマークの入った『ヘッダーの表示』をクリックすることで該当する項目の表示・非表示を切り替えることができます。しかしこれはグラフ上部に表示されている『学科』も同じ結果が反映されるという点だけ注意しましょう。

『Sheet1のカウント』を非表示にする

こちらは先にお話しした項目名自体の変更と手法はほぼ同じです。項目名の変更を行う入力箇所の文字列を全て削除してください。そうすることで、グラフに項目が表示されなくなります。

今回はTableauで作成したグラフ内の項目の編集方法について解説をしました。グラフ自体の見やすさの追究は重要ですが、その周りの文字列も同様です。グラフの掲載方法に合わせてそれに沿うものを探してみましょう。

おつかれさまでした!

当社では、大学の学生情報や成績情報、アンケート情報を使用して、可視化や統計分析をしています。

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