Writer:Kawahara (22.07.28)

ホームページがあるのに会社案内パンフレットを作る必要があるの?
今回はホームページがあるのに、あえて紙で作る会社案内パンフレットの必要性や、パンフレットを作ることによって生まれる効果についてまとめてみました。
会社案内パンフレットの必要性
多くの人が社名を知っている有名な企業であれば、ホームページだけで情報の発信は必要十分で「会社案内は必要ない」ことも考えられます。
例えば、きちんと情報が整理されたホームページがあれば、すでに自社の行っているサービスのことをユーザーが認知していることもあるでしょう。そのような場合、興味を持っているユーザー自身に社名で検索してもらい、ユーザー自身で情報を引き出してもらえれば問題ないからです。
では、社名で検索してもらえない企業はどのように情報を発信すれば、きちんと伝えたい情報がユーザーに伝わるようになるのでしょうか。
「自社のサービスを検索で見つけてもらう」
これも一つの手段です。
しかしながら、「認知度が低い会社」や「興味を持ってもらいにくい会社」にとって、情報発信をホームページだけに頼るのは得策とは言えません。知らない会社、興味のない会社のホームページをわざわざ見にきてくれるユーザーがどれだけいるでしょうか。
「載せられる情報に限りがある」
これは通常、紙でページ数に限りのある会社案内パンフレットの弱点として挙げられますが、会社案内パンフレットをユーザーにもっとも伝えたい情報を確実に伝えるためのツールであると考えると、効果的なポイントが見えてきます。
さらに、会社案内パンフレットであれば、普段の営業活動や展示会、合同セミナー、採用であれば合同説明会などの採用イベントなどで、渡したり配ることができます。ユーザーの住所が分かっている場合、郵送することも可能でしょう。
伝えたい情報がきちんと伝わるように作り込まれていれば、興味を持ってもらいたいユーザーに興味を持ってもらえる可能性も高まります。
- パンフレットを手に取ってもらう
- 精査された情報で興味をもってもらう
- 興味を持ってくれたユーザーがより詳細な情報を調べられるように、会社案内から簡単にホームページにアクセスできるようにしておき、情報を引き出してもらう
その場で見てもらえなくても、持ち帰ってもらい手元に残る会社案内パンフレットは、伝えたい情報がしっかりと伝わる様に作り込むことで
「情報発信のハブ」
として必要不可欠な情報発信ツールになります。
さらに、会社案内パンフレットとホームページに連動性があれば、ユーザーもよりスムーズに自身が欲する情報を引き出してもらうことが可能になるでしょう。
会社案内を作ることによって生まれる副産物的で絶大な効果
御社が持つ情報をすべて掲載しようとするとおそらく、パンフレット1冊にはなかなか収まらないのではないでしょうか。そこで必要なことは「掲載する情報を精査し、わかりやすくまとめる」ことになります。
言葉で言うのは簡単ですが、事業が多岐に渡る場合や、様々な立場のユーザーがいる場合、
- 事業の内容をユーザーにわかりやすく伝えたい
- 事業の根底にある理念や存在意義(パーパス)を社会に伝えたい
- 自社の目指す未来について採用希望者に伝えたい
など、人や社会に伝えたい優先順位はそれぞれの会社によって状況が異なると思います。自社がなぜ社会に存在するのか、その意義を考え、限られたスペースに掲載するべき情報を精査することは、複数の部署が多かれ少なかれ関わり、大変な苦労を伴う作業になるかと思われます。
複数部署の社員が掲載するべき情報の優先順位を考えてわかりやすくまとめることは、情報の棚卸しとともに、これ以上ない社内の意思共有につながる効果が期待できます。
社会課題と事業の関連性は社員に周知されていますか。
自社の非財務情報は精査されていますか。
自社のパーパスは社員に浸透していますか。
これらの社内意思共有を加速することが、会社案内パンフレット制作を通じて得られる副産物的な、しかし絶大な効果であると言えます。
アイビーネットでは会社案内パンフレットの制作を通じて、情報発信とともにその思いが社内全体に浸透していく一助になりたい、と考えています。
情報の精査から表現の方法まで、情報発信のプロとして、皆様の業界外からの視点で一緒に考えさせて頂きます。
コラム執筆中
アイビーネットでは、会社案内やパンフレットに関するコラムを随時執筆中です。