Writer:Asai (20.09.04)
ホームページの制作を依頼する際、大きく気になる点として「費用面」は欠かせないと思います。
そのため、相場については多くの方が気になる点だと思います。今回は、ホームページの制作費用についてお話したいと思います。
ホームページ制作に明確な相場は存在していない
まず、相場についてですが、明確なモノは存在していません。その理由については、下記の点が上げられます。
- ホームページ制作費用の多くは人件費
- 各制作会社・各フリーランスで制作手順や工程が違う
- 月額制や制作費用のみなど費用体系にも違いがある
そのため、相場を知ることよりも、費用の内訳を知ることによって、その費用の妥当性を感じ取ることができると思います。
費用の内訳
ホームページの制作工程は主に下記の項目に分けられます。
- 工程管理費
- ディレクション、要件定義
- デザイン
- コーディング
- CMS構築
工程管理費
制作の進行から完了まで、プロジェクトを管理するための費用。
ディレクション、要件定義
クライアントの悩みや要望をヒアリングし、企画提案を行う費用です。また、クライアントとの打ち合わせ費用やワイヤーフレーム制作も含まれたりします。
ワイヤーフレームとは、デザイン前の各ページの設計図のこと
デザイン
承認いただいたワイヤーフレームをもとに、全体のデザインや各図版を制作します。
コーディング
各ページのプログラミングを行います。スマートフォン対応なども行います。
CMS構築
クライアント側でホームページの修正ができるシステムを構築します。
費用の違いは何をどこまでやるか
費用の内訳は大きく分けると上記のようになります。そこで、費用に違いがでる要因は「何をどこまでやるか」です。
例えば、ホームページの文章を制作会社が取材して用意する場合は、その部分の費用が計上されますし、クライアント側で用意する場合は、計上されません。つまり、「制作会社が動いた分だけ、費用が計上される」ということです。
クオリティに影響する可能性もあり
例えば、写真をクライアントが用意するという場合とプロカメラマンに撮影する場合では、クオリティに差が出やすくなります。同様の現象は、文章やキャッチコピーの制作、ページ数の減少でも起きる可能性があります。また、クオリティにそこまでこだわっていない場合は、前述の内容はオーバースペックとも言えます。
何が最適か、しっかりと話し合いをする
これまで書いてきたように、ホームページの費用は「制作会社が動く」ことで変動します。そのため、見積段階でしっかりと制作会社と協議を行い、双方が納得してプロジェクトをスタートする必要があります。
相場を基準で業社選定を行うよりも、ホームページに期待する目的を達成できそうな制作会社を選定することが大切だと考えます。
コラム執筆中
アイビーネットでは、ホームページに関するコラムを随時執筆中です。