SSL認証を簡単にわかりやすく説明しよう!

Writer:Asai (20.10.16)

Webサイトを運用していると話題にあがる「SSL認証」。今では多くのWebサイトがSSL認証を適用していますが、そもそもSSL認証とは何なのでしょうか。
今回は、SSL認証について簡単かつ分かりやすく説明したいと思います。

そもそもSSL認証とは??

SSL認証は簡単にいうと「Webサイトとユーザーとの通信の暗号化」を指します。具体的には次の図を見て下さい。

例えば、ネットショッピングで商品を購入する際に、個人情報やカード情報などを入力する必要あります。Webサイトでは、その入力されたデータをサーバに通信することになります。この通信部分を暗号化していないと、これらの情報は丸裸で送られることになります。その結果、悪意ある第三者がその情報を見ることができ、悪用されるリスクが高まります。
一方で、SSL認証がちゃんと設定されていると、この情報が暗号化されるため、第三者に盗まれることが難しくなります。
このように、ユーザーの情報を守ることがSSL認証の大きな役割となります。

SSL認証の必要性

SSL認証はユーザーを守るため以外にも有用性が認められています。例えば、GoogleはWebサイトの評価基準として、常時SSL化しているかどうかを加味すると発表しています。

また、GoogleChormeでは、SSL認証されていないWebサイトでは、「保護されていません」とURLの横に明文化されるようになっています。このように、SSLをWebサイトに実装することが既に求められているということが分かると思います。

SSL認証の違い

実際にSSLを実施しようとする場合、現在利用しているWebサーバとの契約内容を確認する必要があります。その際に出てくるのが、何で費用が違うのか?という疑問だと思います。実際に、多くのサーバ会社が複数のSSL認証のプランを持っています。 なぜ、費用が違うのかというとそれは、「認証レベルの違い」があるためです。

認証レベルには、以下の3つがあります。

ドメイン認証 ドメインの所有権のみで確認
企業認証 ドメイン + Webサイトを運用している組織が実在しているかを確認
EV認証 ドメイン + 法的・物理的に組織が実在しているかを確認

このように、「Webサイトの信頼性をどのように証明するか」の違いがそれぞれにあります。より厳格に審査する認証は、その分費用が高くなるという傾向があります。それぞれに特徴がありますので、用途に合わせて利用するSSL認証レベルを選択する必要があります。

SSL認証はもはや当たり前のレベルに

SSL認証はもはや当たり前のレベルで多くのWebサイトで利用されています。逆にSSL認証を利用していないと、ユーザーを危険に晒す可能性があるサイトと認識されてしまいます。もし、SSL認証をまだ利用されていない方は、直ぐにでも適用されることをオススメします。

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