Writer:Asai (20.10.19)

「サーバは何を利用されていますか??」
ホームページについて、制作会社に相談すると必ず聞かれるであろうこの質問。しかし、いきなりサーバと聞かれてもよく分からない人も多いと思います。
ホームページを公開するためには、Webサーバが必ず必要になります。しかも、サーバの種類は各社によって機能やプランに差があります。今回は、サーバについて簡単に説明したいと思います。
そもそもサーバとは??
そもそもサーバとは一体どんなモノでしょうか。 端的に言うと、様々なデータを格納し、クライアントの要求に応じて情報を提供するモノを指します。
サーバの種類にはWebサーバやDNSサーバ、メールサーバなどの多数のモノがあります。この辺りについては、サーバについて別途学習する必要があるため、割愛します。 ホームページを表示するためには、Webサーバ、DNSサーバが必要になります。
レンタルサーバと自社運用
次に、レンタルサーバと自社運用についてを書いていきます。
レンタルサーバ
レンタルサーバとは、サーバの専門業者よりレンタルしたサーバのことです。サーバの専門業者のレンタルサービスは、パッケージになっていることが多いため、申し込みをするだけで、簡単にサーバの運用を行うことが可能です。また、セキュリティについても、その業社が行うため、比較的安心して利用できるサービスです。
レンタルサーバの場合、独自ドメインの契約やメールサーバの利用もできるプランもあるため、非常に便利なサービスと言えます。
自社運用
次に自社運用ですが、こちらは、サーバ本体を自社で管理・運用するサーバのことです。こちらは、自社に合わせたカスタマイズが可能ですが、専門知識が非常に大切です。また、セキュリティの面についても自社で賄う必要があります。一方で、レンタルではないので、ホームページやメールなどの情報を自社でしっかり管理できるというメリットがあります。
レンタルサーバの共有と専有
レンタルサーバのプランには、共有と専有があります。共有は賃貸アパートに近いイメージです。1つの大きなサーバを共有して利用するタイプなので、比較的安価に利用できるプランです。一方で、専有は一軒家のイメージです。自社で専有して利用するプランです。
違いとしては、コスト面やカスタマイズの有無、利用しやすさが上げられます。
コスト面 | 利用しやすさ | カスタマイズ | |
---|---|---|---|
共有 | 安価 | 利用しやすい | 不可 |
専有 | 高価 | 専門知識が必要になる | 可能 |
このように、自社でどのようにサーバを運用していきたいかを考えて、プランを選ぶことをお進めします。
Webサイト運用に必要な機能
最後にWebサイト運用をするためのレンタルサーバを選定する際に、注視するポイントをお伝えします。
FTP | FTPでデータをサーバに転送できるか |
---|---|
データベース | データベースが機能に含まれているか。データベースが無いとCMSが利用できない。 |
PHP | PHPが利用できるか。PHPが利用できないとCMSやメールフォームなどの動的コンテンツの利用ができなくなる可能性がある。 |
SSL | SSLがプラン内に含まれているか。もしくはオプションで追加できるか。 |
セキュリティ | 24時間管理などどのようにセキュリティ管理が行われているか |
サポート | サポート体制があるかどうか(電話やメールなど) |
容量 | サーバ容量がどれくらいあるか |
以上が最低限注視するポイントです。
これらのサービスがしっかりと充実していれば、Webサイト運用のサーバとして充分な機能を有していると考えられます。
そのほか独自ドメインの契約ができるか、メールが利用できるか、バックアップができるか等も注視していくとなお良しです。
サーバを新規契約する場合は
新たにWebサイトを運用するためのサーバを契約する場合は、制作会社と相談して決めることをオススメします。制作会社にサーバについて相談すれば、適切なサーバを紹介してくれると思います。
コラム執筆中
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