WordPressの本当のメリットとデメリット

Writter:Asai (20.10.27)

WordPressはWebサイトのCMSとして、今や主流になっています。制作会社のみならず、Webサイトに少なからずかかわっていれば、名前は聞いたことがある人も多くなっています。しかし、本当にWordPressのメリットとデメリットを理解して採用している割合はどれくらいでしょうか。今回は、WordPressの本当のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。

WordPressとMovableType

メリット・デメリットをお伝えする前に、MovableTypeとの関係を書いてみたいと思います。MobableTypeとは「シックス・アパート株式会社」が開発した国産のCMSです。WordPressとの違いは、「オープンソースではないこと」「静的ページで出力される」ということです。

一時期、MovableTypeもシェアを伸ばすことになりましたが、ライセンス費がかかることから多くの中小企業はWordPressを採用する企業が増えてきました。一方で、MovableTypeはソフトウェア版やクラウド版などが開発され、より利用環境に則した形での提供が開始され、商用パッケージ型のCMSではトップシェアを獲得するに至っています。また、MovableTypeは静的ページで書き出される、オープンソースでは無いということで、WordPressよりもセキュリティ面での安心感が違います。そのため、上場企業などのよりセキュリティ面に注意が必要なWebサイトで利用される傾向があります。

WordPress オープンソースのため、費用がかからない。中小企業での採用が多い。
MovableType WordPressよりもセキュリティ面の安心があるため、上場企業などのよりセキュリティを注意すべきWebサイトに採用されることが多い。

WordPressのメリット

WordPressの最大のメリットは「オープンソース」であることが挙げられます。オープンソースだとどうしても「費用がかからない」という面に視点がいきがちです。その点もメリットの一つですが、オープンソースの魅力はそこだけではありません。ソースコードが開示されているため、世界中のエンジニアがそのソースコードを元に日夜改善やプラグインの開発を行っています。つまりは、「世界中のエンジニアが育て上げ、進化させているCMS」とも言えます。プラグインの多様さや情報の多さなどは、まさにオープンソースのメリットと言えるでしょう。

では、ユーザー側から見たメリットは何でしょうか。それは、初期費用面もそうですが、画面の使いやすさと更新の簡単さが挙げられると思います。よく、「ブログのように書くことができる」と言われますが、それは、ほとんどのCMSで実装されている機能なので、「WordPressのメリット」とは言いづらいです。

WordPressは、PHPでWebサイトが構成されるため、修正の反映が直ぐに終わります。一方で、MovableTypeの場合では、再構築といい、HTMLページを都度生成するため、更新までの時間はページ数が多いほど掛かります。この部分はユーザー側からすればストレスになると言わざるを得ません。

また、画面の使いやすさも同様です。WordPressの場合、ダッシュボードからほぼ全てのページにアクセスできますが、MovableTypeの場合、中で構築したWebサイトを跨ぎながら移動する必要があります。(複数のWebサイトで構築されている場合)そのため、利用しやすさという面でもWordPressに一日の長があると言えるのではないでしょうか。

WordPressのデメリット

では、WordPressのデメリットは何と言えるでしょうか。それは、セキュリティ面です。
先ほども書いたように、WordPressはオープンソースなため、世界中のエンジニアがそのソースコードを確認することができます。つまり、悪意あるエンジニアがそのプログラムを改竄するプラグインを作成し、公開することも可能なわけです。もし、これが影響力のある企業やサービスのWebサイトで行われたらどうでしょうか。
このように、WordPressは常にセキュリティ面の不安と隣合わせであることを理解しなければいけません。制作者側は、「どのプラグインを利用するのか・そのプラグインは安全なのか」をしっかりと精査して利用する必要があります。

WordPressはオープンソースであることが最大の特徴

このようにWordPressのメリットとデメリットを書いてきましたが、どちらもオープンソースであることが起因しています。
WordPressがオープンソースで開発されたために、Webサイトの世界では、CMSという概念が急速に普及しました。一方で、セキュリティ面に不安があることも事実です。そのため、クライアントの環境やセキュリティポリシーに則したCMSを選定し、採用する必要があります。

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