Writer:Asai (20.11.13)

先日、Googleの金谷氏による「ウェブマスターオフィスアワー」がYoutubeに公開されました。ウェブマスターオフィスアワーはユーザーからのGoogle検索に関する様々なQ&Aに答えている非常に興味深い番組です。
今回は、こちらで回答されていた一部の回答について、所感を紹介したいと思います。
動画コンテンツはランキングに効果があるのか
本日も #ウェブマスターオフィスアワー 、あんなさん @piropiroanna とお届けしました!ぜひお時間あるときにご覧いただければ嬉しいです!https://t.co/yxNLIQDY6C
— 金谷 武明 ★ Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2020年11月5日
本日のご質問
★サイト名がおかしくなった
★動画コンテンツは SEO に効果があるか
★評価傾向を悪用した SEO 対策への対応
動画を載せただけでは検索順位に影響はでない。一方で動画コンテンツを掲載することで、コンテンツ自体がより分かりやすくなるケースは多々ある(料理のレシピサイトなど)。そうすることで、サイト全体の評価が高くなるだろうと思われる。
この意見については、非常に同意できる内容でした。例えばレシピサイトを想像するとよくわかるのではないでしょうか。動画があることで、ユーザーの滞在時間も長くなるし、分かりやすいサイトであれば、再訪問も多くなることでしょう。このようなユーザーの行動がサイトの評価に繋がっていると考えられるためです。そもそも動画の内容をランキングに影響を与えるとなると、音声情報や資格情報、視聴時間など様々な要素が絡んでくると思いますので。これは、もう少し先かなという印象です。
評価傾向を悪用したランキングへの対応
Googleから高い評価を得ている企業サイト配下内で、全く異なる分野のページを掲載し、ランキング上位を目指すページはペナルティを受けるのかどうかという質問。これに対し、Googleの金谷氏はこのように発言されている。
「実際には効果は薄いのではないだろうか。実際に目に見えているのはごく一部であり、そのごく一部が目立っている状態だと思われる。このようなケースが見られたら、Googleへ報告をして欲しい。」
昨今のGoogleの傾向として、専門性や権威性を重視しており、この事については公式で発表されている。つまり、高い評価を得ているサイト内で、別の分野のコンテンツを配信しても、専門性という面では疑問が生まれるページになることが想定される。結果として、上がりにくい状態になるのではないかと予想される。
上位表示しているサイトが突然消える
1位が急に圏外になるということが起こりえるかどうかというと「起こりえる」と言える。Googleの検索エンジンはサーバを多数運用しており、全てのサーバが常に同じ情報を持っているわけではなく、共有する間の誤差というものはどうしても起きてしまっている。そのため、違うサーバを見に行った結果として、起こってしまう現象が可能性として考えられる。
これは、まれに起きている現象として確認したことがあります。Googleは全世界で利用されているため、一つのサーバだけで運用できるわけではありません。そのため、多数のサーバで運用されていることは容易に想像できます。そのため、多少の情報の誤差はしょうがないとも言えます。それよりも、コンテンツを充実させる方に目を向けた方が良いかもしれません。
その他にも役立つ情報が盛り沢山!!
その他にも、「検索結果に表示されない」「サイトリニューアル後インデックス除外される」「ユーザー行動が求められるコンテンツの評価」など多数のユーザーからの質問にGoogleの金谷氏が答えてくれています。ウェブマスターオフィスアワーはこれまでも色々と放送されています。Web担当者としては、Googleの考え方がより理解しやすい内容ですので、非常に有益な動画です。興味をある方は是非一度ご覧いただければと思います。!!
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