Writer:Asai (20.11.27)

先日、Google検索セントラルブログにて、2021年5月にコアウェブバイタルが正式にランキング要因に組み込まれることが発表されました。この導入によってどんな変化が予想されるでしょうか??
そもそもコアウェブバイタルって何??
コアウェブバイタルには、3つの指標が発表されています。
- Largest Contentful Paint (LCP)・・・ページ読み込みまでの時間
- First Input Delay (FID)・・・ユーザーのクリックなどの行動が実行されるまでの時間
- Cumulative Layout Shift (CLS)・・・レイアウトのズレに関する指標
詳しくは、以前当ブログにもかいた「「Core Web Vitals」を理解しよう!」をご覧下さい。
これらの指標は、ユーザーに取っては全て有益な指標だと言えます。読み込みの遅いWebサイトはそれだけユーザーに心理的負担を与えますし、レイアウトのズレにより意図しないアクションをユーザーに促しているのであれば、ユーザーにとってはNGのサイトと言えます。
つまりは、「ユーザーがより快適に利用できるWebサイトを提供する」というGoogleの考え方を指標にしたものと考えら得れます。
では、どれくらい影響が起きるのか
想像でしかありませんが、恐らく以前実施された「パンダアップデート・ペンギンアップデート」までは変化は起きないと思います。
- パンダアップデート
- ホームページのコンテンツを評価するアップデート。オリジナルコンテンツをより重視したアップデートでコピーサイトなどが軒並み消えていった
- ペンギンアップデート
- 意図的に設置・購入された外部リンクを厳しく評価したもの。これにより、これらのリンクを大量に持っていたWebサイトがペナルティを受ける事態が多発した
なぜなら、Googleには「ユーザーにとって有益なコンテンツを提供する」という目的があります。上記のコアウェブバイタルを重視することで、有益なコンテンツを提供しているWebサイトの評価が下がるということは、あまり考えられないと思います。
むしろ、同程度の評価を受けているWebサイト同士の場合、コアウェブバイタルの評価が高いWebサイトをより評価するというイメージではないでしょうか。
コアウェブバイタルの対策は進めていくべき??
これは、以前の記事にも書きましたが、「Yes、No」で答えるならば、「Yes」です。なぜなら、コアウェブバイタルの改善を行うことのデメリットというものは存在しないからです。
コアウェブバイタルの対策を進めることで、ユーザーのWeb体験の満足度は向上することになると考えています。そうすれば、コンバージョンの向上も期待できます。今回のコアウェブバイタルのランキング要因への組み込み発表は、Webサイトの「接客面」を見直す良いキッカケになるかもしれません。
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