なぜ、Webサイト制作者からIEは嫌われてきたのか??

Writter:Asai (20.12.18)

こんにちは。今回は何故IE(Internet Explorer)がWebサイト制作者から嫌われてきたのかを書いてみたいと思います。僕自身IEには苦い思い出が沢山あります(笑)。少し記憶を掘り返しながら書いていきたいと思います。

圧倒的なシェアを誇ったIE

現在、普通にインターネットを利用する場合、様々なブラウザを利用できる状態にあります。GoolgleChromeやFirefox、Safari、Edgeなど好きなブラウザを選べることを多くの人が知っていると思います。しかし、以前はInternet Explorer(以下IE)が圧倒的なシェアを誇っていた時代がありました。まだ、GoogleChormeがリリースされる前、FirefoxやSafariもそれほどのシェアを誇っていない時代ですね。 当時から、Webサイトはどのようなブラウザでも見られるようにしなければいけないというルールは存在していました。そのために、「IEでの正常表示は必須」だったわけです。しかし、このIEが中々のくせ者だったわけです。

IEのWeb標準準拠の遅れ

Web制作者からすると「IEのWeb標準準拠の遅れ」というものは最も嫌われていた要因の1つだったのではないでしょうか。具体例を挙げると「Firefoxなどでは問題無く表示されるのにIEでは表示されない」という現象が多発したからです。

一方で、IEは圧倒的なシェアを誇っていました。つまりは、「技術的に遅れを取っているブラウザに合わせて制作しなければいけない」という状況が当たり前だった訳です。これが非常に手間だったわけです。 最近Web制作の業界に入った方は知らない人もいるかもしれませんが、当時は「CSSハック」というもので、IEへの対応を取りながら制作を進めていたものです。

特に問題だったのがMac版IE

特に問題だったのが「Internet Explorer 5 for Macintosh」。いわゆるMac版IEです。ここで注目して欲しいのは、バージョンが「5」という部分です。WindowsのIE6まで対応しても、Mac版IEでは正常表示されないということは当時多発していました。ここでの対応に非常に苦慮した方も多いのではないでしょうか。

「そんなの切り捨てればいいじゃん」

というご意見もあると思いますが、そういう訳にはいかない事情が当時にはありました。
今もですがセキュリティの関係上、ブラウザの新規ダウンロードを許可しない企業が多数あります。その場合、企業や団体内でMac版IEを利用しているとその対応は必須になるわけです。そのため、当時のコーダーは様々な手法で表示対応を行っていたんです。情報もあまり無い時代だったので、横の繋がりが非常に貴重な時代でしたね。

現在では、ほぼほぼ並列に

このように圧倒的なシェアを誇りながら、Web標準準拠で遅れを取っていたIEはWeb制作の現場からは非常に嫌われた存在でした。

また、処理速度の遅さも制作者をイライラさせていましたね。表示されるまでが本当に遅かった(笑)

しかし、IEの開発も進み、今では「Edge」としてリニューアルされています。このEdgeになったことで、これまでIEの弱点であった「Web標準準拠の改善、処理速度の遅さ」が大分改善されたように思います。(まだまだ遅れている箇所は見受けられますが・・・)
これにより、現在のWeb制作者の労力というものは大幅に改善されてきたと思っています。(CSSハックも死語になってきたのかな?)当時は本当に苦しかった(苦笑)。

今でもIE対応は必要なこと

Webブラウザのシェアランキングを見てみても、今ではGoogleChromeがトップになり、IE一強の時代は終わりを告げました。だからといって、IE対応をしないわけにはいかない部分もあります。少数派になっていたとしても、IEを使っているユーザーは確かにいるわけなんです。
そのため、これからもWeb制作者とIEとの戦いはしばらく続くと思われます。例え少数であろうとも、どんな環境でも正常に表示させる必要がある。これはコーダーとしての意地や誇りなのかもしれません。(もちろん、制作時の要件によって切り捨てるブラウザも出てきますが・・・)

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