CSR・SDGs広報

CSRとは企業のステークホルダーに対する約束事

図版:7つの中核主題
図版:7つの中核主題

CSRと聞くと、社会貢献やボランティアというイメージが先行しがちですが、実際は違います。たしかにCSR(Corporate Social Responsibility)は一般的に「企業の社会的責任」と訳されますが、実際は企業のステークホルダーに対する約束事であると考えています。
CSRには、「組織統治(ガバナンス)・人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者課題・コミュニティへの参画及びコミュニティの発展」という7つの中核主題が存在しています。これらを企業の指針として適切に実行することで、企業とステークホルダーの関係性を適切に保ち、ステークホルダーからの信頼を得ることに繋がっていきます。
つまり、CSR活動を実行することは、ステークホルダーから選ばれる企業になるということが言えます。

CSRにはユーザーが知りたい情報が沢山盛り込まれている

図版:CSRにはユーザーが知りたい情報が沢山盛り込まれている

よく聞く話題としては、「大したことをやっていないから出したくない」「あえて出す必要性を感じない」ということを伺います。
しかし、CSRには、ユーザーが知りたいと思っている情報が多数存在しています。採用ニーズで考えると「残業時間や教育体制、給与」などが質問として考えられます。これらをCSRの視点から考えると、「労働慣行・人権」に該当してきます。また、顧客ニーズで考えると「情報管理はどうなっているのか・製造過程で生じた廃棄物はどうしているのか」などという点については、「労働慣行・環境」に該当します。また、会社近辺の方たちとの関係性についても「コミュニティへの参画及びコミュニティの発展」に該当します。
つまり、CSRとはあらゆる立場のユーザーが知りたい情報が、多数盛り込まれているものだと考えることができるのです。

CSRを積極的に発信し、ステークホルダーとの関係性を強くする

図版:CSRを積極的に発信し、ステークホルダーとの関係性を強くする

これまで述べたように、CSRを積極的に発信することは、ユーザーが知りたい情報を発信するということに繋がります。
また、企業のCSR活動は同じテーマでの活動であっても、企業により独自性があることが多いためユーザーが企業を判断するための重要な情報であると言えます。

SDGsに取り組み、新たなビジネスチャンスを広げる

みなさんは、SDGsという言葉をご存じでしょうか?最近では、メディアでも頻繁に取り上げられるようになってきたこの取り組み。本来は、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という名称で、SDGsとはこの略称というわけです。この取り組みには、17の目標と169のターゲットが制定されており、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

そして、この取り組みは大企業だけ取り組んでも達成できる目標ではありません。この世界で生活する全ての人々が協力し取り組むことで達成が可能になるものです。

また、この取り組みには今後のビジネスチャンスが埋まっているわけです。なぜなら、SDGsに掲げられている17の目標と169のターゲットは現在世界が抱えている「課題」なのです。ビジネスの大元には「課題や悩みを解決する」というものがあります。つまり、これらの課題に自社のノウハウ・スキルで解決に向けて取り組むことは、新たなビジネスチャンス+現在世界が抱えている課題を解消するという大きな役割を担うことにも繋がります。

SDGsに取り組むということは、ボランティアという訳ではありません。自社のノウハウ・スキルを使い、世界の課題を解決する一端を担う新たな挑戦とも捉えられるわけです。

どれだけ素晴らしい取り組みも知られなければ、チャンスは広がらない

CSRやSDGsへの取り組みも、外に知られなければ新たなビジネスや新たな出会いには繋がりません。つまり、自社が現在どういう取り組みを行っているのかは、積極的に発信を行う必要があるわけです。

また、企業がどのような活動を行っているのかということは、消費者や求職者にとってポジティブな情報といえます。つまり、これらの情報は知りたい情報に分類されるわけです。これらCSRやSDGs活動をホームページやパンフレットなどを利用し、ステークホルダーに積極的に伝えることで、その関係性を強くすることが期待できます。

弊社では、これらCSR・SDGsに取り組む企業様のホームページやパンフレット制作・改修のお手伝いを積極的に行っています。どのように発信するのが良いのか?その際は、弊社にご相談いただければ幸いです。

コラム執筆中

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