中小企業がESG(CSR・SDGs)経営を求められる時代がすぐそこに。

Writer:Imada (20.09.11)

「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取って作られた言葉です。この三つの観点から企業の事業活動を分析して評価できます。
財務情報とESG情報(非財務情報)を併せて、世界で広く投資判断を行う際の情報として利用されています。

ESGを意識した経営は中小企業は関係無い?

これまでの説明では大企業だけに関係すると感じるかもしれません。しかし最近発表されている情報を探ってみると、中小企業にも大きく関係してきそうです。

地方銀行が融資判断にESG指標の利用を模索

2020年8月25日付で、一般社団法人環境金融研究機構サイトにて「栃木銀行、NTTデータ経営研究所と共同で、地域の中小企業のESG活動を評価するための独自の「ESGスコア」開発へ。地銀でのESG融資増大に対応(各紙)」が取り上げられました。
次のようなESG情報(非財務情報)と、銀行がもつ地域の中小企業の財務情報と組み合わせ、評価する方式の開発を開始しているとされています。

  • 中小企業が取り組む事業の社会課題への貢献度合い
  • 製品・サービスの生産から消費、廃棄までのサイクルが環境に及ぼす負荷
  • ガバナンス・コンプライアンスへの取り組み

詳細は明らかではありませんが、「人権」「労働慣行」への取り組みなども評価基準に入ってくると考えられます。

ESG情報開示を求められる時代はすぐそこ、今から準備が必要です。

全国の銀行で「ESGスコア」が取り入れられ、取引銀行から「御社のESG情報(非財務情報)を開示して欲しい」と要求される日は近いかもしれません。その時に慌てるようでは遅いですよね。
自社の事業活動にESG(CSR・SDGs)を取り込み、実際の活動内容を取りまとめておくことは重要な経営課題になりそうです。そしてステークホルダーに対し適切に情報発信しながら活動をブラッシュアップする事が、中小企業が持続して成長する事につながると考えます。

当社では、CSR、SDGsの情報発信のお手伝いをさせていただいています。

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どのような情報を発信したら良いかわからない、どのように発信したら良いかなど、現在の状況をヒアリングさせていただき、最適な発信方法をご提案させていただきます。

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