CSR・SDGsの観点から採用コンテンツを考える

Writer:Asai (20.09.16)

より良い採用活動を行うために、ホームページ上で採用情報を掲載することは当たり前のようになっています。しかし、採用サイトの多くは同じようなコンテンツになりやすくなっているのが現状です。そこで、CSR・SDGsの観点を加えることで、独自性を出すことができます。

一般的な採用コンテンツ

多くの採用サイトでは、下記の様な内容が多く掲載されています。

事業内容 会社の事業内容を紹介
職場環境 どのような環境で業務を行うのかを紹介
社員の声 実際に働いている方のインタビュー記事(業務内容やキャリアプランなど)
募集要項 求人内容を紹介
福利厚生 会社の福利厚生を紹介

上記の内容は求職者が知りたい情報が含まれているコンテンツであるため、決して悪くありません。しかし、どのサイトも似通った情報が掲載されていると、求職者からすると違いが見えにくくなってしまいます。そこで、CSR・SDGsの視点を組み込むことで、他社との差別化を図ることができます。

SDGsの観点を絡めて、ポジティブなコンテンツに

例えば、「食料品を製造している企業」があるとします。
この企業の事業内容を紹介する場合、主に下記のような内容になります。

  • 製造している食料品を紹介
  • 製造している食料品の特徴を紹介

ここに、CSR・SDGsの観点を組み入れると下記のようになります。

  • 充実の製造ラインを確保し、安定した食料品を製造・供給(SDGs 12番目の項目「つくる責任 つかう責任」)
  • 添加物を極力使わない、誰もが安心して口にすることが出来る食料品を製造・供給(SDGs 2番「飢餓をゼロに」)

同じような内容でも、CSR・SDGsを組み合わせることで、より具体的にかつ特徴がわかりやすくなります。
また、CSR・SDGsは全ての人に対してポジティブな内容になっているため、組み合わせることで、内容がポジティブな内容になります。

無理に作り出すのではなく、今行っている活動を見直す。

CSR・SDGsと聞くと、新たに活動を起こさなければいけないのかと思われがちですが、決してそうではありません。
既に行っている活動が、CSR・SDGsに関わっていることは多数あります。
例えば、テレワークの実施は、SDGs 8番「働きがいも経済成長も」に繋がりますし、安定した商品の製造・供給はSDGs 12番「つくる責任 つかう責任」に繋がります。
つまり、当たり前に行っている活動をCSR・SDGsの観点から見ていくことで、より社会や社員に対してポジティブな印象を持ってもらえることが可能です。

求職者が感じたいことは、会社に対してのポジティブな印象

採用サイトの目的は、求職者にエントリーを促すことです。
そのためには求職者に対して、ポジティブな印象を持ってもらうことが重要です。CSR・SDGsの観点からコンテンツを提供することで、他社との差別化やポジティブな印象を与えることが出来るため、より効果的な採用サイトを運用することが可能です。

当社では、CSR、SDGsの情報発信のお手伝いをさせていただいています。

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