Writer:Asai (20.10.05)

SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)とは、持続可能な世界を実現するための、2030年までに達成する国際的な開発目標のことを指します。SDGsには17の目標と169のターゲットが設定されていますが、今回はその中の「ジェンダー平等を実現しよう」にスポットを当ててみます。
ターゲット
この目標は、女性が潜在能力を十分に発揮して活躍できるようにするため、教育や訓練の充実はもとより、有害な慣行を含め、女性と女児に対するあらゆる形態の差別と暴力をなくすことを目指しています。経済分野においても、あらゆるレベルの意思決定において女性の平等な参画とリーダーシップの機会の確保が求められています。
【引用元】SDGsの目標とターゲット:農林水産省
農林水産省のWebサイトでは上記のように紹介されています。世界的にみても女性が社会で活躍する機会というものは、限られていました。このような性別的な差別を排除し、誰もが平等に機会を得られる世界を作ることを目指しています。
5.1 | あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。 |
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5.2 | 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性および女子に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。 |
5.3 | 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚、および女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。 |
5.4 | 公共のサービス、インフラ、および社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。 |
5.5 | 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する。 |
5.6 | 国際人口開発会議(ICPD)の行動計画および北京行動綱領、ならびにこれらの検討会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康および権利への普遍的アクセスを確保する。 |
5.a | 女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップ、および土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。 |
5.b | 女性のエンパワーメント促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。 |
5.c | ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性および女子のあらゆるレベルでのエンパワーメントのための適正な政策および拘束力のある法規を導入・強化する。 |
このようにSDGsでは、具体的にジェンダー平等について定義されています。具体的に定義されていることで、私たちに何ができるのか?を考えるキッカケを与えてくれています。
具体的にどのような行動が取れるのか?
この課題を解決するためには、一人ひとりが行動をする必要があります。では、何ができるのか、何をするのかを考える必要があります。
主な取り組み例
- 雇用条件、待遇の見直し
産休、育休、産後の復帰制度など - ジェンダー平等の活躍機会の創出
性別関係なく、活躍機会を得られる制度を設立 - セクハラへの対策
発生の防止や事後対策など
上記で挙げたように、ジェンダー平等は性別関係なく、全ての人が対象になります。例えば、産休、育休などは女性だけでなく、男性も取れるように制度を設定することで、平等の機会を得られることができます。また、セクハラにも性別は関係ありません。つまり、性別に関係無く誰もが活躍できる社会を作ることがジェンダー平等の実現には必要だと考えられます。
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