SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」

Writter:Asai (21.03.30)

SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)とは、持続可能な世界を実現するための、2030年までに達成する国際的な開発目標のことを指します。SDGsには17の目標と169のターゲットが設定されていますが、今回はその中の「海の豊かさを守ろう」にスポットを当ててみます。

ターゲット

この目標14には、「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」というテーマのもと設定されています。

14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
14.2 2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。
14.3 あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し対処する。
14.4 水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。
14.5 2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。
14.6 開発途上国及び後発開発途上国に対する適切かつ効果的な、特別かつ異なる待遇が、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の不可分の要素であるべきことを認識した上で、2020年までに、過剰漁獲能力や過剰漁獲につながる漁業補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)漁業につながる補助金を撤廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する*。
*現在進行中の世界貿易機関(WTO)交渉およびWTOドーハ開発アジェンダ、ならびに香港閣僚宣言のマンデートを考慮。
14.7 2030年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。
14.a 海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。
14.b 小規模・沿岸零細漁業者に対し、海洋資源及び市場へのアクセスを提供する。
14.c 「我々の求める未来」のパラ158において想起されるとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施することにより、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用を強化する。

このようにSDGsでは、具体的な課題について定義されています。具体的に定義されていることで、私たちに何ができるのか?を考えるキッカケを与えてくれています。

具体的にどのような行動が取れるのか?

現在の「海」の状況としては、下記の様なものが指摘されています。

  • 海洋資源の乱獲
  • 海洋汚染(プラスチック等の投棄)
  • サンゴ礁絶滅の危機

このような状況は一度は目や耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?特に海に行けば、ペットボトルやビニール袋が海面に浮いていたり、砂浜に落ちていたり。これらの製品は土に帰ることができないゴミです。これらが投棄されていることで、海で暮らす生き物たちが誤飲してしまい、その命を落とすことになる状況は今でもずっと続いています。また、地球温暖化が一つの原因となっているサンゴ礁の減少、海洋資源の乱獲による海の生態系の破壊。

これからも海の生態系を守るためには、個々人が海との関わりを考える必要があるわけです。

主な取り組み例

  • プラスチック製品の利用を減らす
    プラスチックのストローから紙製のストローへ
  • リサイクルの活用
    プラスチックやビニールなどのリサイクルの流れを作る
  • 清掃活動
    定期的な清掃活動を行う。

なぜ目標13が必要なのか

SDGsジャーナルには下記のように記載されています。

海の資源を持続的に維持できないほどに、世界の魚の33%が穫られ過ぎています。
それによって、1970年代から海の魚の量は現象の一途を辿り、驚くことに、今は1970年当時の49%の量しか海洋生物がいないのです。そして、私たちが食べる魚が減る、海の生態系が破壊されるという環境問題だけでなく、それと共に広がる問題があります。それは、小規模漁業に関する問題です。

【引用元】SDGs|目標14 海の豊かさを守ろう|プラスチックの量が魚を超える?

つまり、海の状況は我々が思っているよりも深刻な状況にあるとも言えるのです。漁師など海で生計を立ててる人は世界中に沢山います。海洋資源を守るということは、その人たちの生活を守ることにも繋がるわけです。

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