Writer:Imada (21.04.05)

ダイバーシティ&インクルージョンとはどんなことを指しているのでしょうか。今回のコラムでまとめていきたいと思います。
ダイバーシティの本質
ダイバーシティの本質は、多様な人材の集結により「モノの見方」が多様化(ダイバーシティ)し、受容され活躍(インクルージョン)することで結果として健全で強い組織が形成されることです。
多くの価値観・視点をもつ人材を集め、企業を成長させるべく多様な人材を受け入れることで、加速度的にイノベーションを生み出すことを目的とします。
ダイバーシティへの誤解として、「ダイバーシティ=女性活躍」という考え方がありますが、それは多様性への取り組みのひとつであり、ダイバーシティの本質とは異なります。
ダイバーシティ&インクルージョンとは、性別、年齢、国籍、人種、民族、宗教、社会的地位、障がいの有無、性的指向・性自認、価値観、働き方等の多様性などへの配慮がなされ、ざまざまな人材が組織の中で受け入れられ活躍できる状態を指しています。
企業での取り組み

本質としては、「ダイバーシティの本質」の項でお伝えした通りですが、企業によって優先順位が異なったりアプローチの仕方も変わってくるのは仕方の無いことだと思います。ひとつずつテーマを持って優先順位をつけて取り組みを進めていくことがダイバーシティ&インクルージョンを実現することへの近道となります。
ここでは企業の中で取り組むテーマを記したいと思います。
男性社員の活躍推進
- ジェネラリスト、スペシャリストの共存、共栄
- 子育て、介護世代への配慮
- 働き方を選ぶことができる雇用形態
- 副業制度、社内ベンチャー制度
- ワーク・ライフ・バランスの実現
女性社員の活躍推進
- 採用、教育、昇進、給与での非差別
- ジェネラリスト、スペシャリストの共存、共栄
- 子育て、介護世代への配慮
- 働き方を選ぶことができる雇用形態
- 副業制度、社内ベンチャー制度
- ワーク・ライフ・バランスの実現
LGBTQ(SOGI)の活躍推進
- 性的指向、性自認に対する理解度を深める
- 社内制度の整備による非差別、さらに活躍できる環境づくり
障がい者の活躍推進
- 障がいに対する理解度を深める
- 障がいに左右されない業務の組み立て
企業での取り組みを情報発信しましょう
ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを進める際に大切なことは、外部への情報発信と同時進行で進めることです。
現在の取り組み状況と課題。次の目標を掲げることが、継続性を保つことになります。そうしたPDCAをステークホルダーに知っていただくことでより良い効果が生まれやすいことにつながります。
当社では、CSR、SDGsの情報発信のお手伝いをさせていただいています。
当社ではみなさまのCSR、SDGsの情報発信のお手伝いをさせていただいております。
どのような情報を発信したら良いかわからない、どのように発信したら良いかなど、現在の状況をヒアリングさせていただき、最適な発信方法をご提案させていただきます。
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