社員の活躍推進:ダイバーシティ&インクルージョンの取り組み

Writer:Imada (21.04.06)

今回はダイバーシティ&インクルージョンの中でも、すべての社員が対象となる活躍推進について掘り下げて考えてみようと思います。

すべての社員にあてはまる活躍推進とは

ダイバーシティ&インクルージョンを実施する時に大切なことは、すべての「社員は平等である」をベースに、すべての社員対象の取り組みを実施することです。
この取り組みをベースとして、女性活躍やLGBTQ(SOGI)、障がい者への取り組みを強化していくことが重要です。そうでないと社内から「逆差別なのでは」という声が出てきてしまう恐れがあります。

それぞれの仕事観をどこまで尊重できるか

仕事とプライベートのバランスに対する仕事観は(かなり乱暴ですが)次のようなことが考えられます。

  1. 仕事が優先で仕事をしたい社員
  2. 仕事とプライベートのバランスを保って仕事をしたい社員
  3. プライベートが優先で仕事の負荷をできるだけ少なくしたい社員/li>

また、仕事観は、子育てや介護等それぞれの社員のライフイベントをきっかけとして変わることも多いと思います。
これらの働き方に対する価値観やそれぞれの社員の状況を尊重しつつ、事業の価値向上が達成できる企業がこれから持続的に成長できる企業です。多様性が認められず画一的な仕事観がベースとなると、社内での摩擦が生まれやすい状況になります。

「1.」「2.」「3.」のタイプは、仕事観の違いなだけでその社員が優秀かどうかを見極める理由にはなりません。それぞれの仕事観の中でどのくらいの価値を生み出しているのかを見極めることが重要です。それぞれの仕事観が受け入れられ素晴らしい価値を生み出す人が優秀な人材と考えます。

ジェネラリスト、スペシャリストの共存、共栄を仕組みとして持っているか

社員一人一人には、それぞれジェネラリストタイプ、スペシャリストタイプがいると思います。企業にとってはどちらも貴重な戦力です。どのタイプの社員にもそれぞれ成長・評価の道筋が明示されると、やりがいにつながると思います。

子育て、介護世代やその他個別事情への配慮がなされているか

「子育てサポート制度」や、「介護サポート制度」など、社員のライフイベントに合わせて柔軟に働き方をシフトできる制度を整えている企業が、それぞれの社員が力を発揮しやすいことにつながると思います。

企業での取り組みを情報発信しましょう

ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを進める際に大切なことは、外部への情報発信と同時進行で進めることです。
現在の取り組み状況と課題。次の目標を掲げることが、継続性を保つことになります。そうしたPDCAをステークホルダーに知っていただくことでより良い効果が生まれやすいことにつながります。

当社では、CSR、SDGsの情報発信のお手伝いをさせていただいています。

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どのような情報を発信したら良いかわからない、どのように発信したら良いかなど、現在の状況をヒアリングさせていただき、最適な発信方法をご提案させていただきます。

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